本日９時から南アルプス市ジットスタジアムにおいて、県軟式野球新人大会の1回戦が行われました。峡南地区代表、三珠・市川・増穂合同チームは、中巨摩代表の玉幡・押原・白根御勅使合同チームと対戦しました。先制は三珠・市川・増穂合同チーム。1回表先頭打者がライト前安打で出塁するとキャッチャーの牽制悪送球で一気に三塁へ進塁し、３番打者のレフト犠牲フライで幸先よく１点を先制します。しかし、３回裏、相手の攻撃。１アウト後に四球と左翼線の２ベースヒットで同点に追いつかれます。さらに4回裏、２アウトニ・三塁からセンターにヒットを打たれ１−３と逆転されます。６回表には２アウト満塁というチャンスもありましたがあと一打が出ず１−３のまま試合は最終回に入ります。７回表、三珠・市川・増穂合同チーム、最後の攻撃は打順よく1番から始まります。先頭打者がライト前ヒットで出塁し、さらに、牽制悪送球で一気に3塁まで進塁。続く2番打者のショートへの内野安打で1点を返し、ノーアウト1塁。大切にしたい同点のランナーがこの勝負どころで盗塁、さらにワイルドピッチでノーアウト3塁とチャンスは広がります。ここで3番打者が見事にレフト前に打ち返し、土壇場で試合は振り出しに戻ります。そして、試合のクライマックスは訪れます。１アウト３塁で5番バッターの三珠中２年生に打席が回って来ました。このしびれる場面でやってくれました！見事、レフト前にはじき返し４−３と逆転！さらにその後、１点を追加して５−３で試合は７回裏へ突入しました。玉幡・押原・白根御勅使合同チームも粘りを見せ、２アウト満塁で４番打者を迎えるという、まるでドラマを見ているかのような展開となり、最後は空振りの三振でゲームセット！見事、逆転勝利を収めました。手に汗を握る、素晴らしい試合を見せてくれた両チームの選手に心から感謝したいと思います。これで県ベスト８に進出です。明日9時より山日ＹＢＳ球場において準々決勝が行われる予定です。大舞台をおおいに楽しんでほしいと思います。