2025年7月17日カテゴリー:

7月17日(木)福祉講話② (1年・総合的な学習の時間)

 本日の午後、社会福祉協議会・市川三郷町福祉支援課・市川三郷町視聴覚障害者協会・手話サークル「神明」から総勢9名の方々に来校していただき、1年生が今年度2回目の福祉講話を行いました。今回の福祉講話では、「市川三郷町の手話言語条例について」と「聴覚障害者が生活の中で困ること等」のお話を聴くことができました。日本にはもともと全国で通用する手話がなく地域ごとの手話しかなかったこと。そんな不便さを解消するため昭和後期に標準手話ができたこと。世界の国々にもそれぞれ手話があること。国際手話というものがあることなど手話の世界の入口的な知識を得ることができました。また、聴覚障害者は駅で列車の遅延や停車ホームの変更などのアナウンスがあっても気付けないことや遊園地のアトラクションによっては不条理に乗車を拒否されることもあることを知りました。講師の先生の願いは「いつでも、どこでも手話で会話ができる社会の実現」だそうです。市川三郷町は山梨県内の自治体の中でどこよりも早く(平成27年)手話言語条例を作った町です。条例成立からちょうど10年の節目の年に、このような機会を設けることができて良かったと思うと同時に、三珠中でも継続的な取組をしていきたいと思いました。

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